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ハワイの暮らしは大丈夫?治安についてわかりやすく解説

観光ではなく、ハワイに住むとなるとどのような問題が浮上するのでしょうか。

費用や治安、子育てをしていく上での教育の問題について、考えてみましょう。

 

〈この記事を読んでわかる内容〉

  • ハワイに移住した日本人が感じる悩み
  • ハワイの治安は大丈夫なのか
  • アメリカで移住おすすめの地
  • アメリカと日本の教育の違い

 

本当に移住をするべきか、失敗する要素はないのか、検討していきましょう。

 

なお、M&AによるEビザの取得やグリーンカードの申請などに関するご相談はこちらよりお問い合わせください。

 

関連記事:アメリカのE2ビザの取得方法とは、グリーンカードとの違いを解説

 

「ハワイに住む」のリアル

ハワイに住むのは、旅行とは違います。

実際に日本からハワイに移住した人は、何を感じているのでしょうか。

 

  • ハワイは生活費が高い
  • 治療費が高額になる
  • ハワイに住むなら英語は必須
  • ゆったりとした時間が苦痛になる
  • 子どもから目を離してはいけない

ハワイは生活費が高い

ハワイは小さな島々で構成されている上に、観光地であり人口が密集しているために土地や資源が限られています。

ハワイは物価が高いといわれている通り、生活していくとなるとそれなりの資金が必要だといえます。

 

ニューヨーク州マンハッタンに続き、ハワイ州ホノルルは米国で最も住居費が高い都市トップ 11 で2位にランクインしています。

ハワイのスーパーに並ぶ食材の価格をチェックしてみると、白菜1玉$1.99、卵12個入り$5.49というように、自炊をするとしても日本での生活よりも生活費がかかると想像できます。(価格参照:dmenuニュース)

治療費が高額になる

ハワイで生活をしていく上で特に気を付けたいのが治療費です。

アメリカは日本のように国民健康保険がありませんので、高額な治療費がかかります。

 

医療費は日本の10倍以上はかかりますので、ちょっとした手術でも高額な請求がきてしまいます。

そのため多くの人は医療保険に入っています。

 

医療保険も高額になりますが、万が一の場合に備えて加入しておくのがおすすめです。

ハワイに住むなら英語は必須

ハワイに旅行した経験のある方であれば、「英語がしゃべれなくてもなんとかなる」と思うかもしれません。

確かに観光地として訪れるのであれば、日本語で押し通せてしまうかもしれません。

 

しかし生活をしていくとなると、話は別です。

病院や銀行に通訳がいる場合もありますが、やはり英語が話せた方がいいのは間違いありません。

 

ご自身がハワイ生活をより楽しみたいと思うのであれば、英語も勉強しておきましょう。

ゆったりとした時間が苦痛になる

ハワイは自然とゆったりとした時間が魅力の地ではありますが、生活をするとなるとその魅力自体が苦痛に変わってしまう人もいます。

ハワイには四季がありませんので、変化が少なく、刺激がない生活として、物足りなく感じてしまうかもしれません。

 

このハワイの雰囲気が性に合う人なら問題ありませんが、本当に住むべき場所なのかをしっかりと考えておきましょう。

子どもから目を離してはいけない

ハワイでは「12歳以下の子どもを放置してはいけない」という州法があります。(参照:外務省海外安全ホームページ)

1人で行動させるのはもちろん、留守番をさせるのも禁止で、レストランのトイレも1人で行かせてはいけません。

 

守らないと保護者は逮捕されてしまうかもしれませんので、覚えておきましょう。

ハワイの治安|エリア・地区

ハワイは日本人観光客が多く、治安の良い場所というイメージがあります。

しかし住むとなると、エリアごとの治安情勢についても知っておくべきです。

 

特に注意をするべきエリアをピックアップしましたので、確認しておきましょう。

 

  • リゾート地としては安定した治安
  • ハワイの治安要注意エリア
  • ハワイの治安に気を付けたい場所

リゾート地としては安定した治安

ハワイは美しい海が広がる開放的なリゾート地であり、日本人観光客も多く訪れています。

アメリカの中では比較的治安は良い方だとされ、観光に危険が伴うというレベルではありません。

 

日本の外務省の海外安全ホームページによると、ハワイ州全体の危険レベルは0とされており、安全に旅行できる地域であるとわかります。

ハワイの治安要注意エリア

アメリカの観光地としては比較的安全レベルの高いハワイですが、海外であると忘れてはいけません。

観光客を狙った窃盗などの事件がないとは言い切れませんので、注意が必要です。

 

ハワイでの治安要注意エリアを詳しくご紹介します。

チャイナタウン

1850年代に移住してきた中国人によって作られたチャイナタウンは、ガイドブックでも取り上げられており観光客の多い地域でもあります。

しかしハワイでは珍しく銃の事件が起こる場所でもあり、あまり治安が良い場所とはいえません。

ダウンタウン

ダウンタウンはオフィス街なので平日はにぎわっていますが、観光客の多い地域ではありません。

低所得向けの住宅が近いという理由もあり、ホームレスが物乞いをしている日もあります。

 

訪れるのであれば日中にし、夜や人通りが少ない道には入らないようにしましょう。

カカアコ

カカアコは世界的に有名なエリアではありますが、2018年に日本人夫婦の男性が暴行被害に合うという事件がありました。

観光地として訪れる人も少なくなっていますので、気を付けたいエリアのひとつです。

ワイキキ周辺

ワイキキは有名な観光地のひとつであり、窃盗被害が多く報告されています。

特に女性が狙われやすい傾向にありますので、貴重品やスマホの管理には注意しましょう。

アラワイ運河沿い

ワイキキ周辺を囲むように流れているアラワイ運河は、ランニングができるように道が整備されていますが、夜は危険なエリアです。

昼間でもあまり立ち寄らない方がよい場所だと覚えておきましょう。

カリヒ地区

B級グルメが多いカリヒ地区は、是非訪れたい場所のひとつです。

しかし低所得者向けの住宅が並ぶ地域でもありますので、目的地に直行直帰が望ましいです。

 

ゆっくり散策する場所ではありません。

クヒオ通り

クヒオ通りは観光地としてのイメージがあるかもしれませんが、一部治安が心配なエリアもあります。

暗くなったら近づかない、女性だけで歩かず複数人で行動するなど、注意しましょう。

カピオラニ公園

ダイヤモンドヘッドを望めるカピオラニ公園は、一面に芝生が広がる美しいエリアです。

ハワイでも歴史のある公園で、家族連れも多く、人気のピクニックエリアです。

 

治安がそこまで心配というほどではありませんが、油断せずに暗くなったら帰るようにしましょう。

ワイアナエ

ワイアナエなど、オアフ島の西海岸は治安が心配なエリアです。

観光地化されていないビーチがあり穴場感はありますが、車上荒らしに合う危険があります。

ハワイの治安に気を付けたい場所

ハワイのエリアではなく、治安に気を付けたい場所についても、ご紹介します。

ホテル

安全と思われるエリアのホテルであっても、持ち物の管理は厳重にしましょう。

格安ホテルなど、セキュリティの甘いホテルは要注意です。

クラブ

ナイトスポットの多いハワイではクラブでの楽しみもありますが、スリに注意してください。

中には、日本人を狙って法外な金額を請求してくるクラブもあります。

地下鉄

ハワイに地下鉄はありませんが、2025年頃にホノルルからアラモアナへの開通が予定されています。

ニューヨークやロサンゼルスのように、地下鉄の治安が悪化する危険があります。

タクシー

外国人だと料金を不正に割増して請求するタクシーもあります。

運転手さんへはチップが必要なので、忘れないようにしましょう。

エレベーター

治安の良いホテルや安全そうな大型エレベーターでも、密室になってしまえば助けを呼べません。

怪しい人が乗ってきたらすぐ降りるなど、身を守れるようにしておきましょう。

公衆トイレ

ハワイのビーチや公園にある公衆トイレに、日本の感覚で入ると危険です。

ホームレスやドラッグ常習犯が潜んでいる可能性がありますので、ホテルやレストランのトイレを使用しましょう。

駐車場

ハワイの駐車場は、車上狙いや乗り降りの一瞬を狙った窃盗の危険があります。

駐車場は真ん中の方を利用し、荷物を車に置きっぱなしにしないようにしましょう。

アメリカ移住がおすすめの州

ハワイから視野を広げ、アメリカ全土で移住がおすすめの州はどこになるのでしょうか。

住みやすい街ランキングでトップ10は以下のようになっています。

 

  1. マサチューセッツ州
  2. ニュージャージー州
  3.  ニューヨーク州
  4.  アイダホ州
  5.  バージニア州
  6.  ニューハンプシャー州
  7.  フロリダ州
  8.  ワイオミング州
  9.  ミネソタ州
  10. ウィスコンシン州

(参照:TimeOut)

 

何をもって「住みやすい街」とするかは人それぞれですが、1位となったマサチューセッツ州は、健康や教育、安全面で評価の高い地域です。

アメリカでの子どもの教育

アメリカでの子どもの教育は、日本とは異なる部分が多いです。

学年の分け方といった教育の常識の違いや、子育てに良いとされる州をお伝えします。

 

  • アメリカの学校種類・学年
  • アメリカで教育に最適な州とは

アメリカの学校種類・学年

アメリカの学年は、義務教育の期間が州により異なります。

例えば、カリフォルニア州やニューヨーク州の義務教育期間は6才〜16才ですが、ハワイ州は5才〜18才、テキサス州は6〜19才です。

主に以下のような流れになります。

プレスクール

義務教育前の3歳~5歳の子どもが通うのが、プレスクールです。

私設のプレスクールが多く、子どもの発達やカリキュラム、家庭の方針に合わせてプレスクールを決めていきます。

キンダーガーデン

アメリカにはキンダーガーデンという、就学前クラスがあります。

公立小学校に併設されているケースが多く、就学に必要な社会性や読み書き、計算の基礎を学ぶ場所です。

義務教育K-12

5歳から12歳までの、一般的な義務教育の年齢分けは以下のようになります。

 

年齢 日本の学年 ハワイの学年
Elementary school 5歳 kindergarten
6歳 小1 1st grade
7歳 小1/小2 2nd grade
8歳 小2/小3 3rd grade
9歳 小3/小4 4th grade
10歳 小4/小5 5th grade
Middle School 11歳 小5/小6 6th grade
12歳 小6/中1 7th grade
13歳 中1/中2 8th grade
HighSchool 14歳 中2/中3 9th grade
(Freshman)
15歳 中3/高1 10th grade
(Sophomore)
16歳 高1/高2 11th grade
(Junior)
17歳 高2/高3 12th grade
(Senior)

 

アメリカでは高校までが義務教育なので、基本的には地域の高校に進学します。

日本のアメリカ進学率は51%なのに対し、アメリカは74%と高い数値となっています。

(参照:産業競争力会議下村大臣発表資料 大学進学率の国際比較)

アメリカで教育に最適な州とは

アメリカで教育に最適な州ランキングとして、このようなデータがあります。(参照:U.S.News)

 

  1. マサチューセッツ州
  2. ニュージャージー州
  3. ニューハンプシャー州
  4. バーモント州
  5. コネチカット州
  6. インディアナ州
  7. イリノイ州
  8. ヴァージニア州
  9. ネブラスカ州
  10.  ペンシルベニア州

名門大学が複数あり教育を重視するマサチューセッツ州が、教育ランキングでも1位になりました。

周辺は大学教授など関係者が住む街でもあり、犯罪発生率も低い地域となります。

 

ハワイの移住に関するよくある質問

ハワイの移住に関するよくある質問をまとめました。

 

  • ハワイの治安レベルは?
  • ハワイに住んでいる日本人の割合は?
  • ハワイにはなぜホームレスが多いのでしょうか?
  • 日本とハワイの学校の違いは何ですか?
  • ハワイでかかる学費はいくらですか?

ハワイの治安レベルは?

ハワイの危険レベルは0と、外務省のホームページで記されています。

最新情報を確認するには、外務省:海外安全ホームページを御覧ください。

ハワイに住んでいる日本人の割合は?

ハワイ州に住む日系人の割合は、24.5%となっています。

アメリカ国内に住む日系人の割合は0.4%なので、アメリカ国内に住む日本人の多くがハワイに集中しているとわかります。

 

(参照:外務省調査「ハワイ日系人社会の特徴」)

ハワイにはなぜホームレスが多いのでしょうか?

ハワイは物価が高いですが低賃金のため、生活が苦しくなる人がいます。

また多くの島で形成されていますので、全てにアメリカ本土からの輸送費がかかり生活を圧迫してしまいます。

日本とハワイの学校の違いは何ですか?

ハワイの義務教育は5歳から17歳で、小-中-高が6-3-4制となっています。

新学期は7月下旬から8月にスタートとなっているのが、大きな違いです。

ハワイでかかる学費はいくらですか?

ハワイの公立学校の学費は、税金で賄われており無料となります。

私立中学・高校の学費は1年間で$12,000-$22,000ほどとなり、学校やカリキュラムによって異なります。

ハワイに住む前に入念な準備を

ハワイは夢の楽園のようなイメージがあり、移住に憧れる人も少なくありません。

何度観光で訪れていたとしても、居住はまた違うものだと考えておきましょう。

 

費用や治安、子どもの教育に関する面で、正しい知識と準備が必要です。

家族構成やライフステージ、自分の求める生活スタイルが合う人にとっては、ハワイは楽園となるかもしれません。

 

本当に移住がベストな選択なのか、じっくり考えて決めるようにしましょう。

 

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